タイ・バンコクの治安情報全般・注意喚起

今回はタイへ移住予定の方向けにバンコクの治安情報について解説します。

タイに限らず、海外において安全に暮らすためには日頃から安全対策を意識しておくことが重要です。

タイ生活が長い人でも気が緩み思わぬ事件・事故に巻き込まれたケースは少なくありません。

タイは他の国と比較すると、治安が良い方の国と言われていますが、スリ・詐欺、発砲事件、爆発事件等、様々な事件が多く発生しています。楽観視せずに安全を意識して生活しましょう。

以下、タイ移住前に知っておくべき心構えや治安情報をまとめました。

防犯・安全の心構え

バンコク市内で危ないとされている場所へは不用意に近づかないようにしましょう。

また、タイ移住に伴い、在留届の提出も早めに行っておくことをおすすめします。在留届を提出しておくことで、在タイ日本大使館からの情報を受信することができます。

例えば、バンコクではデモや集会などが行われることがあり、「デモの開催場所などに不用意に近づかないように気を付けてください。」という旨の注意喚起のメールが在タイ日本大使館から届いたりすることがあります。

夜間の外出や一人歩きの際も用心しましょう。犯罪被害の多くが、歓楽街・繁華街・スラム街の近くで発生します。不用意に出歩かないようにしましょう。

住居について

タイ移住する方はコンドミニアムまたはアパートに住む方が多いかと思います。タイでは基本的に各コンドミニアムやアパートのセキュリティがしっかりしており、建物の入り口には警備員がいます。また、カードがなければ中に入れなくなっていることが多いので、住居面についてはあまり心配する必要はないかと思います。

ただし、通りに面した一軒家の賃貸物件などに入居予定の方は泥棒に入られるリスクがかなり高まりますので、ご注意ください。防犯カメラがあっても侵入されたケースやガレージにあったものが盗まれたという話をよく聞きます。

よくある犯罪被害

タイでよく聞く犯罪被害例をいくつかご紹介します。事前に被害例をたくさん知っておくことで、似たような被害にあうリスクを下げることができます。タイ生活を送る際は十分ご注意ください。

荷物預かりと密輸

知人やあまり知らない人から荷物を預かり日本への一時帰国をした際に、預かった荷物の中身が違法な品物で逮捕されてしまったというケースがあります。不用意にスーツケースを預かったり、代わりに持ち込んだりすることなどは避けるようにしましょう。

クレジットカードの盗難

ゴルフ場などにおいて、シャワーを浴びている間にロッカーを開けられクレジットカードが抜きとられるというケースもあります。抜き取ったあとに違う名義のカードを代わりに入れてすぐにわからないようにする手口もありますので、ご注意ください。

また、クレジットカードに関しては不正利用されたという話もよく聞きます。日頃からカードの利用履歴などをしっかりと確認しておきましょう。

日本円を見せてください

バンコク市内でよく聞く詐欺の被害の一つです。観光客を装い、日本人ですか？と英語で話しかけてきて、「自国の通貨と紙幣の見せ合いをしましょう。」という話を持ち出してきて財布から現金を盗みとられるというものです。相手にせずに絶対にお金などは見せないようにしましょう。

スリ・強盗

エスカレーターに乗っている時などに後ろから静かに近づいてきて財布などを盗られてしまうケースが多いです。ショルダーバックやトートバッグで移動している時は特に狙われやすいので気を付けてください。また、バッグはできるだけ体の前にもっておくことをおすすめします。

移動時以外でもフードコートなどで座席の背もたれに荷物をかけていた際に盗まれたというケースや公園で荷物が無くなってしまったという話もよく聞きます。荷物は目の届くところに置き、貴重品もしっかりと携帯しておきましょう。

まとめ

これからタイへ移住される方は、日頃から情報収集をしっかり行い、安全対策を怠らないように気を付けてください。